干渉縞解析装置: IFM

2020年より新規干渉縞解析装置《IFM》をリリースしました。
解析装置IFMはレーザー干渉計で観測される干渉縞から面精度や透過波面精度を数値化、可視化して定量的に解析することで品質保証にお役立ちします。 
ご所有の干渉計に本解析装置を搭載し、レトロフィット(旧型を改良)することにも対応いたします。
現在はWindows10環境にて使用、今後の最新OSにも順次対応していきます。

 

【IFMの主な特徴】

・アイコン画面による操作で、初心者でも容易に測定作業が可能

・画像処理ソフト導入による自動マスク設定、位相アンラッピング(位相繋ぎ)により、
 旧来のアルゴリズムよりも位相つなぎ精度が向上

・オートキャリブレーション機能を搭載し、振動、空気ゆらぎなどの外乱にも強い解析が可能

・PV値(Peak to Valley),RMS値(Root MeanSquare),ザイデル収差(球面/コマ/アス),3D(鳥瞰図),2D(等高線図),
 断面解析はもちろんのこと、IRR(Irregularity:アスクセ),RSI(Rotationally Symmetric Irregularity:クセ)の
 ISO10110-5に準拠する解析も可能

・測定解析結果を様々な形式ファイルで保存可能
  → 連続して測定した解析結果をcsvファイルに保存
  → レポート機能:解析結果の表示画面を保存・プリント出力
    → 光学設計評価ソフトのCodeV、Zemaxフォーマットに対応したゼルニケ係数出力
・多様な新規解析機能を追加
  → ゼルニケ係数:Fringe Zernike, 及びStandard Zernike係数の両方で解析可能
  → ユーザー定義関数の解析:Zernike, PV, Coma, Powerなどの演算機能
 

  → 周波数解析の強化:Low pass/High  pass/ Band pass /スパイクノイズ除去

       (※) 上記の仕様のうち、幾つかの機能は開発中も含まれます

 

【IFM解析画面(例)】

干渉縞解析装置

 

【IFMの主な仕様】

 

構成品目

 IFM干渉縞解析ソフト
 位相シフター(ピエゾドライブ方式)
 制御ドライバー(位相シフター駆動・画像データA/D変換他)
 パソコン、パソコンラック
解析項目  PV値、RMS値、鳥瞰図、等高線図、断面図、ザイデル収差
 ISO準拠:IRR(アスクセ)、RSI(クセ)
 ゼルニケ係数:フリンジゼルニケ(36項),スタンダードゼルニケ(45項)
 ユーザー定義関数、周波数解析他
解析画素  標準:640 × 480pixel (特注:3Mピクセル)
階調  10bit
電源  AC100V 50/60Hz  2A

 


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